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こんなコア抜きできます!

当社では、コンクリートに穴を開ける(穿孔)工事を承っております。
通常コンクリートに穴を開けるのは、ケーブルなどを通すために、円柱型の穴をあけますが、時にはそれ以外にも変わったダイヤモンドコア抜きを行う場合があります。
今回はそんな様々な変わったコア抜きをご紹介致します。

 

1,角度のついたコア抜き

 

これまで受託した工事の中で、垂直方向にコア抜きを行うのではなく、45度などの角度のついたコア抜きを行う工事がありました。
角度のついた穿孔は、専用の角度調整機材が必要になります。
コア抜きの台座(ベース)が角度を付けることができるものがあり、それに設置して、角度のあるコア抜きを行います。

 

2,コンクリート強度試験の試験材

 

例外的にではありますが、「コンクリート検査のためにコアボーリング」を行うこともあります。
生コンクリートでは、空気量や塩化物含有量を検査することもありますが、固まった後のコンクリートである、硬化コンクリートも経年劣化による劣化具合などを検査することがあります。
具体的には、ボーリングを最後まで貫通させず、20cmほどのところでボーリング機器を引き抜いて、ボキッと折り、円柱形のものをテストピース(供試体)として使用します。貫通する場合もあります。
硬化コンクリートの検査試験の種類は、強度、中性化試験、密度や重量あたりの乾燥度をみる試験などがあります。
硬化コンクリートの強度試験としては、圧縮試験、引張試験、曲げ強度、せん断試験、付着強度、疲労強度などといったものがあります。

 

3、フェンスを立てるためのコア抜き

 

ブロック塀からフェンスに取り替える際に、基礎(土台)にコアボーリングで穴を開けて、フェンスを取り付ける場合があります。
この基礎(土台)に穴をあける時もコア抜きボーリングを使います。

土台に穴をあけて、そこにフェンスの柱(支柱)用の穴をあけることを指します。
通常は、フェンス設置工事と一緒にブロック積み工事も行うことが多いのですが、フェンスの取り替え工事や新築工事のあとにフェンスを設置する場合には、新たにフェンスの支柱用の穴が必要となります。
コーナーがあったり、柱位置に何かある場合には調整をして、コア抜きを行います。
工事の際には、円形の筒状の刃をブロックに向かって垂直に落としていきます。

出来上がった円柱形の穴にフェンスの柱を設置してフェンスを埋め込みます。コア抜きをした穴には再度モルタルを充填してフェンスの柱を固定します。
ブロックに穴があいている場合には、その穴を利用して工事を行うことが出来ますが、穴が塞がれてしまっている場合には、このようにコア抜き工事を実施して設置を行います。

 

4,鉄筋を切断せずにコア抜きを行う

 

耐震面などの観点から鉄筋を避けてコア抜きをする場合もあります。
そういった場合には、レントゲン探査、または鉄筋探査といった手法を用います。
レントゲン探査は、裏側にプレートを付けて、表側に設置したX線照射器によってX線を照射することでコンクリート内部の埋設物を撮影する方法です。
鉄筋探査は、探査したい場所の表面に鉄筋探査機を走らせることにより、電磁波によってコンクリート内部の鉄筋の位置を探し出すことができる方法です。
これらの探査方法を実施し、鉄筋の場所を探し出してから、鉄筋を避ける箇所を特定してコア抜きを施工します。

 

まとめ

 

弊社では、このようにさまざまなコア抜きを実施することができます。コア抜きのことなら是非40年以上の実績のある当社におまかせください。
上記以外でも他に何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。スタッフが責任を持ってお答えさせていただきます。

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