コンクリートに穴をあけたり、ウォルソーなどのダイヤモンドカッターでカットする場合には、
コンクリートの内部探査をしなければなりません。
鉄筋コンクリートであるRCや上下水道などの配管や電気の線がコンクリート内部を通っているためです。
内部探査は、ホームセンター等で売っているような工具でできるものではなく、
放射線を使った機械が必要になります。
コンクリートの内部探査には、専用のエックス線探査の機械があり、現像をするための専用の車などがあります。
エックス線なので、当然すぐそばで放射すると被爆するおそれがあります。
ですので、エックス線探査を行うには、「エックス線作業主任者」という国家試験の資格が必要でその資格
を保持していないとエックス線を使ったコンクリートの内部探査はできません。
やはり、エックス線なので、人体への影響が気になるところです。
ここでは、エックス線探査は人体への影響は大丈夫なのか?ということを取り上げていきます。
X線放射の時間は短い
エックス線を放射する時間は、ほんの数秒から数分以内です。
放射するのに時間がかかるとそれだけさまざまがリスクが発生しますが、ほんの数秒なので人の侵入などのリスクは回避できます。
X線放射中は発生装置の周囲5m以内は立入禁止
レントゲンを撮る場所から周囲5メートルは、立入禁止の区域を設けます。
立入禁止の建て看板で、注意喚起を示して、侵入できないようにします。
放射線の残留は大丈夫?
エックス線の発生器は、電気で発生するもので、通電しスイッチをONにしないと発生はしません。
残留もスイッチをOFFにすると残らないので、残留はありません。
まとめ
エックス線探査といっても医療で胸部のレントゲンや空港での荷物検査と同様のもので、原子力発電所などの放射線とは
異なり、安全性の高いレントゲン撮影です。現場の資格保有者の指示通りに動いていれば、人体への影響はないものと考えていいでしょう。
都築(つづき)ダイヤモンド工業では、作業者全員がエックス線作業主任者の資格保持者で、実績も多数あります。
お見積は無料ですので、お気軽にご相談くださいませ。