今回は、X線探査のご依頼前にお客様からの良くある質問を5つ選定して、答えてみました。
これから、X線探査などの非破壊検査をご検討の方は是非、一読されてみてください。
1,雨の日でも作業は可能でしょうか?
天気予報を見て、数日前にこのようなご質問があることがあります。
X線検査の機械は精密機械の為、雨水が機械内部に侵入すると機器が壊れてしまう可能性がございます、そのため、雨天時野外での作業は原則不可となります。しかし、若干の雨であれば作業は可能の場合もあります。
2,ビルの屋上の床面に水が溜まってる状況でX線検査は可能でしょうか?
床面のX線探査では、床面に水が無いことが前提となります。
床面に水が溜まっている場合には、エックス線は水を通さないため、エックス線を投影しても撮影できません。床面の水を抜いた状態であればX線探査の作業をすることはできます。
3,調査をして欲しい所の裏側に人が入ることが出来ないのですが撮影は可能でしょうか?
エックス線を投影するには、投影する壁面の反対側にフィルムを貼る必要があります。
人が入れなくてもフィルムを貼り付けることができるならば、調査・探査は可能になりますが、人がフィルムを貼りに行ける場所で無ければ撮影は不可となってしまいます。
4,コンクリートの厚みが400mmあるのですがレントゲン撮影は可能でしょうか?
当社の現状のレントゲンの機械では、コンクリートの厚みが300mmを超えるコンクリートは基本撮影してもフィルムに写りません。
コンクリートの厚みが300mmを越える場合はお客様と事前に打ち合わせをさせて頂き、厚みが300mm以下になるまでコンクリートを斫りその後、レントゲン撮影をさせていただく場合がございます。
5,現像はどこでされますか?
当社は現像は持ち帰ることなく、現像をその場することができる特殊な車の中で行います。バン型の車のトランク部分を暗室にして、その中で作業を行います。
現像するフィルムの枚数にもよりますが現像時間は10分~15分ぐらいで現像することができます。
そのためできる限り、現場内に停めさせて頂けると作業効率がよくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?現在の不明な点が一つでも明らかになれば幸いです。
どの項目も例外はあるので、不可能と思える場合でも実際には可能になる場合もございます。
そのため、少しでも疑問点があれば、お気軽にお問い合わせください。