当社にX線検査をご依頼される前にお客様に知っておいていただきたいことが5点あります。どれもとても大切な事柄ばかりで、ご依頼前にこの5点をご確認いただいていれば、検査もスムーズに進みます。また、当てはまるのか、当てはまらないのかがわからない場合は、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
1,X線検査機器を設置するスペースがあるかどうか
X線検査はコアボーリング貫通工事と同じで約15キロ程の機械を使用し撮影します。このため機器のセットが可能なスペースがある事が検査ができる条件となります。また、機械をセットする反対側にはフィルムを貼るために、人が入っていけるほどのスペースを必要とします。
2,検査ができる壁の厚さは300mmまで
X線検査の機械は大きさによって450mm程までのコンクリート厚を撮影する事も可能ですが、一般的に言われる工業用のX線検査はコンクリート厚が300mmまでとなってます。この300mmの範囲内に壁の厚さが入っているのかを前もって計測してください。
3,X線検査をする壁の材質
撮影対象箇所の材質を前もってご確認して頂いていると対応がスムーズになります。X線検査撮影後にそのままコア貫通もするようになると、壁の材質によって使用する機械等が変わります。だいたいの場合は、積載しているコアボーリングの機材で対応ができますが、材質によっては機材が揃わないこともあり、作業が後日になってしまう場合もあります。
4,雨天時の場所
雨天時、屋外でX線検査をする場合は基本作業はできません。エックス線は基本水を通さないのでフィルムの判別がわからなくなります。また、X線検査機器は精密機械であるため雨水で故障する場合があるので、濡れないようにしなくてはいけません。
5,撮影箇所の高さ
撮影箇所が高所作業(4mを超える場所)になる場合は足場が必要になります。その場合お客様の方で足場や高所作業車等を手配して頂く事になりますので事前にご確認をお願い致します。
まとめ
以上の5点を工事のお見積り前にご確認いただいていると、お見積りも正確にでき、工事自体もスムーズに進みます。また、お客様ご自身で不明なところがある場合は、当社にお気軽にお問い合わせしてください。