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コラム

コンクリート内部を透視!レーダー探査で建築現場の安全を確保

建築現場やインフラ管理において、コンクリート内部の安全確認は欠かせません。鉄筋の位置や空洞の存在を正確に把握できなければ、構造物の耐久性や安全性を損なうリスクが高まります。

そこで活用されているのがレーダー探査技術です。この技術はコンクリートを傷つけずに内部を透視し、鉄筋や埋設管、空洞を高精度で検出し、橋梁、トンネル、建築現場の点検を効率化します。

今回は、レーダー探査の仕組みとその価値をわかりやすく解説していきます。現場の安全と効率を高める方法をお伝えしますので、参考にしていただけると幸いです。

レーダー探査とは?
コンクリート内部を透視する仕組み

レーダー探査は、電磁波を活用してコンクリート内部の状態を非破壊で調べる先進技術です。電磁波は、鉄筋、空洞、埋設管などの異なる物質の境界面で反射し、その反射時間から対象物の深さや位置を正確に特定します。

コンクリート表面を走査するだけで、内部の鉄筋配置や異常をmm単位で把握可能です。距離計と連動することで、水平方向の位置も高精度で測定できます。

一般的に、コンクリート診断には500MHz〜2.5GHzのマイクロ波帯が用いられ、減衰特性やアンテナの整合性を最適化することで、広範囲を迅速に調査できます。

従来の打音検査では見逃しがちな微細な異常も検出し、建築現場やインフラ点検の安全性を飛躍的に向上させます。レーダー探査は、効率的で正確な診断を求める現場に欠かせない技術となっています。

レーダー探査の活用シーン
 〜橋梁から建築現場まで〜

レーダー探査は、建築やインフラの多様な場面で活用される技術です。橋梁やトンネルの定期点検では、コンクリート内部の鉄筋配置や覆工の厚さ不足を高精度で検出し、老朽化によるリスクを早期に発見します。

トンネル点検では覆工の厚さ不足をピンポイントで特定し、補修計画の精度を高めています。建築現場では、アンカー施工やコア抜き前に鉄筋や埋設管の位置を正確に把握し、誤った施工による構造物の損傷を防ぎます。

また、外壁、床、天井の空洞やジャンカ(コンクリート内の欠陥)を検出することで、品質管理を徹底します。特に、学校や病院などの公共施設の保全調査では、非破壊で迅速な診断が求められるため、レーダー探査の価値が際立ちます。

実際、ある現場では、鉄筋の密集したダブル配筋を可視化し、施工の安全性を確保しました。この例のように、レーダー探査は、橋梁から新築現場、公共施設まで、構造物の安全と品質を支える重要な役割を果たしています。

レーダー探査の4つのメリット

レーダー探査は、建築やインフラ点検に、以下4つのメリットをもたらします。

1.高精度な診断
鉄筋や埋設管の位置をmm単位で特定し、微細な空洞やジャンカも検出。従来の打音検査では捉えにくい異常も確実に把握できます。

2.非破壊での調査
コンクリートを傷つけずに内部を可視化するため、構造物の耐久性を保ち、修復コストを抑制できます。

3.効率的な点検
広範囲を短時間で走査し、複雑な構造物でも迅速に診断可能。点検時間の短縮により、工期の遅延を防ぎます。

4.コスト削減
事前に異常を特定することで、不要な補修や事故リスクを低減することが可能です。鉄筋の誤切断などを防ぐことによって、補強工事の費用を節約できます。

 
レーダー探査は、安全性を高めつつ、予算と時間を最適化する、現代の建築業界に不可欠な技術です。

国土交通省やNETISも認める
レーダー探査

レーダー探査は、国土交通省やNETIS(新技術情報提供システム)で認められた信頼性の高い技術です。

NETIS(新技術情報提供システム)とは?

NETIS(ネティス)は、国土交通省が運営する新技術情報提供システム(New Technology Information System)で、レーダー探査も登録されています。

民間企業などが開発した新技術をデータベースに登録し、公共事業での活用を促進します。NETISに登録された技術情報は、誰でも閲覧できるデータベースで公開されており、検索を通じて簡単にアクセスできます。

NETISへの登録により、レーダ探査による公共工事での品質向上や、コスト削減への貢献が実証されています。

また、レーダー探査は、国土交通省の「点検支援技術性能カタログ」に掲載され、橋梁やトンネルの点検で従来の方法では対応困難な箇所の診断に活用されています。

このカタログは、人員や予算不足を補う先進技術を集めたもので、レーダー探査は非破壊検査の代表例として評価されています。

安全で効率的な点検を求める現場において、レーダー探査は確かな裏付けを持つ診断方法として選ばれているのです。

まとめ

レーダー探査は、コンクリート内部を非破壊で診断し、建築現場やインフラの安全を支える革新的な技術です。このコラムで解説したポイントを以下にまとめます。

仕組み
電磁波で鉄筋や空洞をmm単位で高精度に検出。構造物を傷つけず迅速に診断。

活用シーン
橋梁・トンネル点検、鉄筋確認、公共施設の保全調査など、多様な場面で活躍。

メリット
高精度、非破壊、効率性、コスト削減を実現し、現場の安全と予算を最適に。

信頼性
国土交通省やNETISの認証を受け、公共工事での実績が豊富で信頼性が高い。

 
レーダー探査は、安全確保やコスト削減が求められる現代の建築業界に不可欠です。

老朽化したインフラの点検や新築現場の品質管理強化には、専門家の診断が解決の鍵となります。レーダー探査のプロの技術で、現場の課題を効率的に解決しませんか?

都築ダイヤモンド工業では、レーダー探査を活用した非破壊調査で、建築物の安全性を効率的に診断します。プロジェクトを安全かつスムーズに進めるなら、ぜひご相談ください。

当社への無料相談はお電話(06-6797-6025)またはウェブサイトの問い合わせフォームからお気軽にご連絡いただけます。信頼性の高いプロの調査で、建築現場の安全を支える第一歩を踏み出しましょう!

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