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コラム

ALCとECP(アスロック)の見分け方

投稿日:2018年6月14日 更新日:

世の中には様々な建造物と、それに使用される建材があります。
その中で一般的に強度があり長持ちする材料がコンクリートで、現在多くの建造物で使用されています。
しかし、一口にコンクリートと言っても様々な種類のコンクリートがあります。
これらは施工方法や特徴が異なるだけではなく、完成後の加工方法も異なるため、注意が必要です。
この記事では中でも耐火性に優れ使用実績が多いALCとECP(アスロック)と呼ばれるものについて紹介します。

 

ALCとは

ALCとは「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の頭文字を取ったもので、直訳すると、「高温高圧蒸気養生された(Autoclaved)軽量気泡(Lightweight aerated)コンクリート(Concrete)」です。
簡単に言うと「軽くて強いコンクリート」ということになります。

 

(1)特徴

ALCの特徴は「軽量で断熱性が高いこと」です。
ALCは、コンクリートの内部に多くの気泡を含んでいます。
気泡が含まれるため普通のコンクリートに比べて軽量で、その気泡が熱を遮るため断熱性に優れています。
ただし、水分を吸収しやすく耐水性の塗料などによる保護が必要というデメリットもあります。

 

(2)代表的な商品

ALCは国内では3社で作られています。

そのメーカーと商品名を以下に紹介します。(「商品名」(メーカー))

・「へーベル」(旭化成建材㈱)
・「ALC Clion」(クリオン㈱)
・「シポレックス」(住友金属鉱山シポレックス㈱)

 

ECP(アスロック)とは

ECPは「Extruded cement panel」の頭文字を取ったもので、日本語では「押出成形セメント板」と言います。
「アスロック」と呼ばれることもありますが、アスロックは初めてECPの量産化に成功した株式会社ノザワの商品名です。

 

(1)特徴

ECPの特徴は「デザイン性に優れること」です。
ECPは工場で作成される中空形状の平面パネルです。
成型時に型を変更することで、平滑なものから表面にパターンのついたデザイン性のあるものまで、様々なパネルの作成が可能です。
またタイルやアルミ材、石材などの他の素材と組み合わせることで高級感のある仕上がりにすることも可能です。

 

(2)代表的な商品

ECPは最初に挙げた「アスロック」を始め、いくつかのメーカーで作られています。

そのうちの代表的なメーカー2社と商品名を以下に紹介します。(「商品名」(メーカー))

・「アスロック」(㈱ノザワ)
・「メース」(アイカテック建材㈱)

 

ALCとECPの違い

 

(1)性能の違い

それぞれの特徴でも挙げたように、ALCとECPの性能面での大きな違いは「断熱性」「防水性」「デザイン性」です。
ALCは材料に細かい気泡があり断熱性は高いですが、表面部分の気泡から水が浸透してしまうため防水のための塗装が必要になります。
またタイルなどの他の素材と組み合わせられないわけではありませんが、制限が多くECPに比べるとデザイン性は劣ります。
ECPは密なセメントで出来ているため断熱性はALCに劣りますが、水が浸透しにくく防水性は高いです。
(それでも中空構造になっているため、一般のコンクリートよりは断熱性は高いです。)
また、ALCに比べ様々な表面仕上げが可能でデザイン性に優れています。

 

(2)見た目の違い

コンクリート、ALC、ECPの外観の違いについて、簡単にまとめた表を以下に記載します。

 

コンクリート

ALCパネル

ECP(アスロック)

①目地の有無

なし

(ただしPC板の場合は目地あり)

パネル幅ごとにあり

(300mm、600mmなど)

パネル幅ごとにあり

(600mmなど)

②叩いた時の音

重い音

軽い音

重い音

(コンクリートよりは重くない)

③表面の特徴

・表面はツルツル

・グレー色

(塗装がない場合)

・表面に細かい気泡あり

(塗装がない場合)

・柔らかい

(ボールペン等を食いこませると

 すぐに削れるほど)

・表面はツルツル

・グレー色

(塗装がない場合)

・固い断面部に穴あり

(成型時の型によるもの)

 

目地(めじ)について

まずALC、ECPは現場ではなく、工場で製作されるパネルのため、定型のサイズがあります。
(300mm幅、600mm幅、900mm幅など。100mm厚のALC、60mm厚のECPでは600mm幅が多い。)
パネルとパネルの間には必ず目地と呼ばれるつなぎ目が発生し、目地は防水のためにシーリングで埋められています。
現場で施工された一般的なコンクリートとの大きな違いはこの目地の有無です。
ただし、PC板というコンクリートで作られたパネルには目地が発生するため、コンクリートでも目地があるものもあります。

 

音について

叩いた時の音は材料が密なほど重い音になります。
そのため、音の重さはコンクリート>ECP>ALCとなります。

 

表面の違いについて

コンクリート、ECPに対して、ALCの大きな違いは材料に気泡があるかないかです。
そのため塗装などがされていない状態であれば、表面に細かい気泡があればALC、気泡がなければコンクリート、ECPと言えます。
(ただし、表面に塗装などの仕上げがしてある場合は判断がしづらくなります。)

 

このように見分ける方法は何種類かありますが、確実に見分けるのは難しいです。
また同じ建物でも、一部はコンクリート、一部はALC、一部はECPが使われていることなどもあるため、注意が必要です。

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