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コラム

コンクリートのコア抜きにはレントゲンが必要

現代の多くの建物にはコンクリートが使われています。

鉄筋コンクリート製の建物は頑丈で防音性、耐火性も高いなどのメリットがあり、現在の主流な建造方式の一つと言えるでしょう。

そんなコンクリート製の建物には、建造物に必要な強度部材や配線・配管などが外から見えないという特徴があります。

外観がスッキリとしているというメリットはあるのですが、コンクリートに後から手を加える場合、とりわけ穴をあけるコア抜きを行う際には十分な注意が必要です。

 

コア抜きとは

コア抜きとは円筒形のドリルなどを使って床や壁などを円形にくり抜くことを言います。

このコア抜きを行えば、鉄筋コンクリートにも穴をあけることが可能です。

どのような場合に必要かと言うと、建物の改修工事などで配管や配線、排気口などを追加する場合や、

耐震検査でコンクリートの状態を見る場合などに必要となります。

 

コア抜きの危険性

コア抜きをする際には以下の危険性があることを知っておかなくてはなりません。

建物の強度低下

電気や水などの機能停止

鉄筋コンクリートの場合、その強度を主に保っているのはコンクリート内部の鉄筋です。

しかし、その鉄筋がどこにあるかは外側からでは見えません

建物の強度は設計段階で決まっており、内部の鉄筋はその強度を保つために配置されています。

万が一強度を保つ重要な鉄筋を破壊してしまった場合、建物に必要な強度が保てなくなる危険性があります。

また、コンクリートの中には電線や配管が通っている部分もあります。
誤ってそれらを傷つけてしまった場合、電気や水が使えなくなるという危険性もあります。

このようにコア抜き工事には、一歩間違うと建物の強度や機能を損なう恐れがある、ということを十分に認識しておかなければなりません。

この危険を回避するためには、レントゲン検査を行う必要があります。

 

レントゲン検査とは

レントゲン検査とは構造物を壊さずにその内部を調べる非破壊検査の一つです。

安全にコア抜きをするためにはこのレントゲン検査が必要になります。

原理は医療に用いられるレントゲン検査と同じで、X線を使用してコンクリートの内部に何があるかを確認することが出来ます。

ただし、このレントゲン検査をするためにはいくつかの条件があります。

 

場所の制限

コンクリートの厚さの制限

作業者の制限

 

レントゲン検査は片側にX線を放出する機械(X線発生装置)、そしてコンクリートを挟んで反対側にそのX線を受け取るフィルムが必要です。

そのため、この両方が設置できる場所でなければこの検査は出来ません。

またコンクリートの厚さが厚すぎてもこの検査は出来ません。

その厚みは機械やコンクリートの状態によって異なりますが、当社では、300mm程度です。

そしてこの検査にはX線を使用しますが、X線を扱う際には有資格者が必要になります。

この検査の場合には「エックス線作業主任者」という国家資格を持った人が現場にいることが必須となります。

このように説明すると少し大掛かりに感じるかもしれませんが、検査自体にそこまで時間はかかりません。

撮影自体は数分で終わり、その確認もすぐに可能です。

この検査で工事自体が大幅に遅れてしまうことはないため、危険を避けるためにはレントゲン検査は必須と言えるでしょう。

 

コア抜き工事は建物の改修や機器増設などの際には必要となりますが、失敗すれば建物自体の強度・機能を損ないかねません。

危険を確実に回避するためには、レントゲン検査を行い、細心の注意を払って臨むことが必要です。

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